やさしくひかる

痛い心を隠すために
グレーの繭でくるみました
白い月夜が時が木々が君を
守るでしょう
やがてすべてが忘れられて
森の最後のお祭りの日
やっと目覚めた君は何を
思うのでしょう

繰り返す 知らないこと許されないこと
気付かないで過ごした罪の重さ
いまさら消せない

なくすときどんなに願っても
届かないよ もう僕らは崩れてく森を見つめ
君はそっと笑ってる

あれから森は街になって
大きいビルが並びました
まあるい月はオレンジいろ
街を照らす

繰り返す 愛すること傷つけあうこと
わからないで流したなみだの痕
いまでも消えない

振り返りどんなに願っても
もどれないよ もう僕らは壊れゆく街をみつめ
森の最後重ねている
埋め立てられた小さな
海の跡にあふれてる古びたグレーの繭が
寄り添うでしょう やさしく
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