爪の月

誰も知らない別の私をあなたに見せたい
伸ばした爪がまるで細い月のよう
みんなとはしゃいでるけど早く独りになりたい...
そんな私のこと あなたずっと見ていたの?

泣きなさい、ここで。 月は二人に誘いかける
眠りなさい、蒼い光に浮かぶ雲のベッド
時計の針になって切ない夜をこえよう

失うことを怖れているの?でもこの都会には
永遠などないのよ 夢は夢のまま
いい時だけね 悪くなったら遠ざかる足音
そっと声をかけてくれた人はあなただけ

泣けないの、涙は、もっと悲しい時のために
眠れない、心は、目を離すスキに変わってゆく
マニキュア乾かしてる 二人の未来映して

隣にいないのが不思議になってく
愛はもう ひざの上で消えるおとぎ話

泣きなさい、ここで。 月は二人に誘いかける
眠りなさい、蒼い光に浮かぶ雲のベッド
時計の針になって切ない夜をこえよう
×