青空挽歌

風に向かって松林
何をそんなに怒るのか
曲がった枝にぶら下がり
海の向こうを眺めてた

太陽のように孤独
太陽のように孤独
松の葉で手の甲を
ちくっと刺してまた泣いた
また泣いた

眩しすぎると見えないよ
だから独りになるんだね
私の死んだ初恋は
羽衣になり天に舞う

太陽のように孤独
太陽のように孤独
弓なりの青空の
いちばん底でまた泣いた
また泣いた

太陽のように孤独
太陽のように孤独
松の葉で手の甲を
ちくっと刺してまた泣いた
また泣いた

太陽のように孤独
………
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