夢の跡

うつむく顔 遠ざかり 君がいる
いつの間にか 消えていく 影のよう

その時 まだ君の名を 知らなくて
鏡の中 手を振った 影を待つ

遠くで ほら泣き出した  声響く
振り返れば 笑ってる 傍にいる

当てなく  いつ旅立って行くのだろう
思いのまま さよならをするのだろう

世界に ただ  微笑んで 何処へ行く
世界に ただ 束の間の  夢の跡
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