朝を返して

ほんとのことが 言えなかったの
死ぬほど好きな あなたのまえで
あの時すなおに 燃えつきていたら
今ごろ悔まずに すんだはずなの
ほんとのことを 伝えたかった
抱いてほしいと 甘えられずに

ほんとのことを 見せなかったの
熱いくちびる 夜風にかくし
あの時あなたと 旅に出ていたら
今ごろ泣かずに すんだはずなの
ほんとのことが できなかったの
そのまま朝の つゆに散りたい
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