もしも僕がシェフなら

もしも僕がシェフなら
君の住んでるアパートの
そばの公園の人通りの少ない
あの辺りに店を開く

もしも僕がシェフなら
白い白いカーテンと
赤い絨毯と光る磨いたグラス
そして君の注文を受ける

君の名前を呼ぶだけで僕は
何かが始まって何かが終わる
君のそばで何かできることが
僕にとっては嬉しいな

もしも僕がシェフなら
君の苦手な食べ物も
きっと口に合うそんな味付けにして
そして君のテーブルに運ぶ

味は落ちてしまわないように
鮮度は落ちてしまわないように
窓は大きめで音楽は僕の好みで
もしも僕がシェフならの話

君が名前を呼ぶだけで僕は
何かが始まって何かが変わる
君のそばで何かできる僕は
僕は幸せを感じる

君の名前を呼ぶ度に僕は
何かが始まって何かはじけ飛ぶ
君のそばで何かできることが
僕にとっては嬉しいな

もしも僕がシェフなら…
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