夢はるか

どれくらい来た
道なのだろう
流れる雲は時を
語ることはない

どこまでと決めて
行くわけでもなく
重ねる日々にひとり
なにを信じる

あゝ夢はるか
未だ 道半ば
歩けば歩くほど
ひろがる空がある

また風が吹く
この先へ

沈む陽をなぜ
責めるのだろう
かならず巡る朝に
次の陽は昇る

くやしくて頬を
こぼれた涙が
心の糧にできる
そんな日も来る

あゝ夢はるか
未だ 道半ば
出逢った人の手に
渡す愛がある

また風が吹く
この先へ
この先へ
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