角館・想い人

しんしん きらきら 雪が舞う
しだれ桜に 雪が舞う
あの人は 何処(どこ)の町
どんな暮らしの毎日ですか
角巻(かくま)きで 角館(かくのだて) 想い人 想い雪
恋しくて 愛(いと)しくて
今もわたしは ひとりです
しんしんと きらきらと
ああ 雪桜の町

どんなに どんなに 愛しても
抱いてくれない 人でした
こころだけ 抱きしめて
つらい笑顔をする人でした
隠し恋 角館 想い人 ちぎれ雪
許されぬ 恋でした
雪が埋(うず)めた 恋でした
はらはらと きらきらと
ああ 雪桜の町

遠くで 静かに 鐘が鳴る
戻れない恋 告げるよう
あの人を 貫いて
愛の弓矢を放ってみたい
角館 想い人 みだれ雪 燃える雪
かなしみを 貫いて
弓矢こころに 刺さります
しんしんと きらきらと
ああ 雪桜の町
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