赤い花

可愛い坊やが あるさかい
負けやしまへん 生きまっせ
暮れりゃ梅田の 路地裏に
今日も咲きます 赤い花

荒いこの世の 波風(なみかぜ)を
私一人じゃ どないしょう
坊やいるから 耐えるのよ
化粧おとせば 母やもん

人はそれぞれ 道がある
私坊やを 育てます
あんた奇麗な 恋をして
なってくだはれ 幸福(しあわせ)に

酔うて歌った そのあとは
何故か寂しゅて あきまへん
青いグラスに 映(うつ)るのは
泣いているよな 赤い花
×