さくら咲く頃に

さくら咲く頃は 母の手に
引かれ泣き泣き 学び舎(や)に
さくら咲く頃に 友は皆
離ればなれに また泣いて
夢の数だけ 咲いててくれた
空の彼方へ 飛んでてくれた

さくら咲く頃に 故郷(ふるさと)を
後にこの都会(まち) 出て来たよ
さくら咲く頃に 手を握り
親父(ちち)が静かに 眼を閉じた
線路いっぱい 咲いててくれた
泪の中で 咲いててくれた

さくら咲く頃は 何故だろう
遠い昔を 想いだす
さくら咲く頃に 帰ろうよ
ぶらりあの頃 歩こうよ
夢の数だけ 咲いててくれる
あの日あの時 咲いててくれる

夢の数だけ 咲いててくれる
あの日あの時 咲いててくれる
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