溶けない炎

逃げた腕に緋の嵐
いつか忘れかけた頃

風の中 不意に思い出す
強く願うほど 吹いた甘い風

夢が呼ぶその声は
溶けない炎
胸に住む人に問う
痛みの在処

罪が消えて過去までも
嘘と変わらない密度

狭い夜 今も動けない
切ない火が来る 全て終わりなら

時を待つ心裂く
溶けない炎
ダメでいい叶うまで
朽ちるだけなら

夢が呼ぶその声は
溶けない炎
胸に住む人に問う
痛みの在処
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