遊飛行

まぶたを閉じると あなたを浮かべる
瞳の中のやさしさ
急いで大人に 近付こうとする
あなたの深い溜め息

青空の下で 子供のように
無邪気に戯れた 遊飛行
倒したシートで 口づけをした
私は二十歳の顔をしてたわ

いつか別れが くるのを知ってた
気づいたら 本気になってたの

いつでも笑って ごまかしていたわ
まぶしいほどの輝き
夢中で私を つかまえようとする
電話のベルがやまない

夜明けに海へ 車を飛ばす
街から逃げ出した 遊飛行
映した写真に 笑んでいる
あなたと私は違いすぎるわ

仕事も友達も描いた夢さえ
気づいたら 二人を遠ざける

いつか別れが くるのを知ってた
気づいたら 本気になってたの
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