母のクーデター

2003年、夏 母が突然、騒ぐ!
こんなとこまで連れてきて あんたはひどい息子さ
今すぐ私は帰るよ 母が身支度を始める
よろける足を踏ん張りながら 帰り支度をする
理由なんて分からない だけど母にとっては大切な事
今でも独りで暮せると言う それはそれで大事な事
私のバッグはどこにある 黄色の財布はあるだろうね?
バスはどこから出るのかい ここから佐世保は遠いかい?
2003年、夏 母が突然、騒ぐ!
今から佐世保に帰るよ そこで独り暮らすから

2003年、夏、母が突然騒ぐ
こんなとこまで連れてきて あんたはひどい息子さ
左手は私の腰のベルト 右手で身支度を始める
よろける足を踏ん張りながら 帰り支度をする
悲しさ辛さは誰にでもある 思い通りにならない事も
ひどい息子につれない嫁だと 何と言われても構わない
私の腰のベルト 母には必要なはずなのに
静かな暮らしの中で 母は私に気づかない
2003年、夏 母が突然、騒ぐ!
母が佐世保に帰ると言う 私のベルト握ったまま

悲しさ辛さは誰にでもある 思い通りにならない事も
ひどい息子につれない嫁だと 何と言われても構わない
私の腰のベルト 母には必要なはずなのに
静かな暮らしの中で 母は私に気づかない
2003年、夏 母が突然、騒ぐ!
母が佐世保に帰ると言う 私のベルト握ったまま
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