好きだから許せなかった ~ニッポンの唄 防府~

川の土手を歩いたよ。
草の道。
秋が来たの?本当に来たの?色が変わるの?

一般的には深紅の心は秋の空に消えてく
その中で一つだけね見つけたんだ。赤い花。
光ってる…光ってる…

手を握り気づいたんだ。君しかいない。野に咲く花。
恋しくて、愛しくて、手が届くかな。
悲願花…

裸足になって網を持って水の中。
少し冷たい風に吹かれて柳川…

花か人々たちよ。
僕の幼い頃の哀しみを忘れさせてよ。
見えないよこの形だけはせせらぎの中に消えてく
苦しい想い出も光ってる…

好きだから許せなかった。
愛ゆえに許せなかった。
哀しく願うこの花は僕と君だけの悲願花。

手を握り気づいたんだ。君しかいない。野に咲く花。
恋しくて、愛しくて、手が届くかな。
悲願花…
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