Designer Baby

眠れない夜 またそばにくる耳鳴りに気づいてしまう
優れている身体に産んでくれたのでしょう?
もっと便利に 感情を作ればよかったのに

そんな眩しい目で 羨む顔をしないで
そんな悲しい目で 哀れむ顔をしないで
羨望の眼差しも 自己欲に浸る優しさも
いらない ただ 僕に触れて

おやすみなさい
また明日も期待通りの僕でいるよ
いい子ねって聞きたいから
でもそんな日々ももうすぐ終わり
僕は僕を取り戻す

盲目に従順に ただ素直な僕が欲しいんですか?
ありがとう と言えばあなた方は僕を見てくれますか?
永遠の耳鳴りが僕の鼓動を掻き消す前に
このアスファルトの海に沈めて

「これから」「今まで」
どこにもない 僕がいない
終わることが僕の始まり
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