津軽リンゴ節

風に舞いちる 花びらは
三年(みとせ)祈れば 蝶になる
よされ よされの 泣き三味線に
追われ お岩木 旅立つ山背(やませ)…
ハァーアー 飛んで行(い)きたい 東京へ
燃えて 燃えて ひとすじ 津軽女のリンゴ節

便り来たかと ふり向けば
ねぶた祭りの 夏が逝(ゆ)く
もしや もしやに 操をたてて
わたし 何歳(いつ)まで 待ったらいいの…
ハァーアー 憎い恋しい 逢いたいよ
泣いて 泣いて せつない 津軽平野は初雪(ゆき)の中

愛の小泊(こどまり) 十三(とさ)港
夢であの日の 蝶に聞く
春は いつ来る いつまた戻る
ぐずる 心に 虎落(もがり)の笛よ…
ハァーアー いっそ行(い)こうか 東京へ
惚れて 惚れて ひとすじ 津軽女のリンゴ節
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