哀恋坂

二人で歩いた 八坂の鳥居
忘れてしまえと 情が泣く
祇園祭りの ざわめく中で
雨に 雨に 雨に打たれた 女坂

未練をいっぱい 転がしながら
あなたの優しさ 恋しがる
あれは師走の 顔見世帰り
雪に 雪に 雪に咲いてた 寒椿

溜め息重ねて ひとりになって
みえない明日の 夢に泣く
春に夜桜 眺めて燃えて
今は 今は 今は別れの 無情坂
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