向日葵の頃

真夏の陽炎に 揺らめく幻よ
無邪気な振る舞いに 私は立ち止まる
向日葵の咲く頃に あなたと二人きり
この坂を歩いた 優しい昼下がり
向日葵の炎を 瞳に映した
あなたがまぶしくて 目を細めた

人生はつかの間 燃え立つ炎か
はかない蜃気楼のようなものか
ああ 振り向けば 時は止まり
あなたをひととき抱きしめる

両手を羽根にして あなたが飛んで行く
小さな蝶々が 天使を追い駆ける
向日葵の咲く頃に 入道雲を抱き
木影でくちずけた ミルクの肩先
向日葵はいつでも 太陽に向かう
貴方の明るさに とても似てる

人生はつかの間 燃え立つ炎か
はかない蜃気楼のようなものか
ああ 見上げれば 時は止まり
貴方が笑って降りてくる

人生はつかの間 燃え立つ炎か
はかない蜃気楼のようなものか
ああ 見上げれば 時は止まり
貴方が笑って降りてくる
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