彷徨えど夜

街はざわめきの中 気持ちを吐き出せば
何事もなく受け入れては 返すことはない

いつまでも煮え切らな関係を
通すも通さぬも匙と加減の遊びしだいで

何度目の夜 色事の後 忘れることできず

彷徨えど夜は訪れて 変わりを探すけど
どいつもこいつも不甲斐ない男ばかり
気づいてほしの 触れて欲しいの 愛して欲しいの
汚いところも全部
受け入れたのは女の影と無粋な戯言と間抜けな笑顔
ここまで愛しても気づかないのか
所詮あたしは都合が組み立てた玩具

どこか心落ち着く場所を探してた
たどり着く場所はいつも同じ温もりの運命

消せるのならば 丸ごと全部捨ててしまえばいい

彷徨えど夜は訪れて 代わりを探すけど
どいつもこいつも不甲斐ない男ばかり
置いてきたのはあの日と影と
不安を孕んだ ただの愛の形

彷徨えど夜は訪れて 代わりを探すけど
どいつもこいつも不甲斐ない男ばかり
これだけ愛しても気づかないのか
所詮あたしは都合が組み立てた玩具

壊すも直すも自由ですから お気の召すままに遊びつくしてね
ちゃんとお片づけをして 消えて
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