みんなのうた2

退屈すぎる物語を 僕は逆さまに読んでいる
間抜けなメロディ口ずさみながら
錆び付いたコインロッカーの前で
君を待ってる 君を待ってる 絶望さえ 忘れたまま
君を待ってる 君を待ってる

水の枯れた噴水のそばで やさしい夕立を眺めた
言葉のない歌を歌いながら
エメラルドカラーの芝の上で
君を待ってる 君を待ってる 手がかりさえ 無くしたまま
君を待ってる 君を待ってる

真夜中過ぎの博物館で
剥製のオオカミの前で 君を待ってる

綱渡りから落っこちたピエロが
僕の寂しさに気付いても 君を待ってる

絶望さえ 絶望さえ忘れて 僕は待ってる
みんな待ってる
君を待ってる
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