「あ.な.た...。」

夜更けのスコール 窓を叩く
ずぶぬれのまま ふたりは

何も言わずに ただ見つめ合う
心震わせて

吹きすさぶ風が 告げる
おちてはいけない恋だと

揺れる灯りを 映す瞳
戻ることできない

凍えたくちびる 抱き寄せて
深い夜の底におちる…

濡れたまつげを 隠すように
死んでもいいわと呟く

海鳴りだけが 響くこの部屋
波間を漂う

このまま ふたりきり
どこまでも行けるなら

遥か遠く 明けていく空
もう戻れない…
Latina… あなた…
×