Sixteenth Fire

不思議ね この世界は
いつでも どこでも誰とも
心の 傷が見えても
気付かない フリを続けて

でもいつのまにか 心の鍵が 壊れ
溢れ出す涙 疼きつづける 痛みのなかで

明日(あした)の空を
渡る風より 疾(はや)く
舞い散る夢の欠片(かけら)を あつめ
いつかふたりの思いをつなぐ

炎のなかに
見つけた恋を きっと
変わらぬふたりの思い 重ね
抱いてひとつの生命(いのち)を流れ

不思議な この世界には
心の トビラ閉ざしてる
凍えた 瞳の底に
気付かない フリを続けて

空を
茜に染め抜いて


わたしを焼き尽くす

夜の
静寂(しじま)をきりさいて

あぁ 炎が
わたしを焼き尽くす
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