ジレンマの夜

君への気持ちを笑顔で
今日も隠しながら
会っているけど
心がやけに 苦しくて痛い

こんなに近くにいるのに
距離を感じるのは
聞き分けのない
あの日のまま 心で見てるから?

楽しげに前を歩く
君の背が淋しそう

この気持ちに嘘ついて
想い騙すのが
純愛なら愛なんていらない
ジレンマの夜

君は急に足を止めて
夏の大三角
なぞるみたいに
人差し指で 空をさし笑う

沈黙を感じるたびに
ただ怖くなるんだ
君の笑顔が
いまよりもっと 遠くにいきそうで

特別にはなれないと
わかるからつらすぎる

この気持ちをおとなしく
眠らせることが
幸せだと言い聞かせていた
ジレンマの夜

もしも出逢うのが
ふたりもっと早かったら
この運命さえ
少し変わってたのかな

この気持ちに嘘ついて
想い騙すのが
純愛なら愛なんていらない
ジレンマの夜

ジレンマの夜
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