ゆかりの唄

都の灯 愉(たの)しく燃ゆれど
わが胸は
露にむしばむ かよわき花
涙にかがやく はつこいも
ああ みじかきは 乙女の命

高嶺(たかね)の白雲(しらくも) ほのかになびけど
わが夢は
淋し浅間の 煙りの影
嘆(なげ)けどうつつに 消え行(ゆ)きて
ああ みじかきは 乙女の命
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