夏の夜

さっきから見当たらない
自動販売機の光探す
僕は夏の虫

終電は間に合わない
タクシーも見つからない
僕には心がない

幽霊たちは今夜も酒盛りをして
後悔 思い出話 歌にしよう
あいつら人間には内緒だぜ

真夜中にキッチンで
ブラッドオレンジジュースを
飲み干した僕は悪魔のよう

夜明け前の祭りの後は
煙草の煙だけが漂ってた
あいつら人間には内緒だぜ
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