Cold Rain

雨に街は濡れて 輝きを増してゆく
改札をくぐり抜け 君は旅立つ

小さな鞄の中 詰め込んだのは未来
“見守っているよ”“きっと平気さ”
心は遠回り

君が見えなくなるまでに
いくつ言葉 探しただろう
泣きじゃくるような 今夜のCold Rain
せめてもう一度 笑ってくれ

動き出した 運命のレール
君が君らしくいられるように
振り絞るエール かき消されて
雨音に溶けてゆく

気付けば立ち尽くして 発車のベルは遥か
手を差し出しても もう届かない
全てが空回り

君が選んだその道を
照らし出す星になりたい
祈り捧げる 涙のCold Rain
それ以外に何も できやしない

走り出した 列車の窓
眩く揺れて遠く滲んだ
君の面影 消せない街
雨音が響いてる

君と歩いたあの道を
今夜ひとり帰ろうかな
やみそうもない 雨は切なくて
いっそもう一度 抱きしめたい

寂しすぎる あの部屋には
今日は戻れそうにもないから
雨よ激しく もっと強く
一緒にいておくれよ

優しすぎる 思い出より
今は確かな温もりが欲しい
傘もささずに 歩く肩に
降り注ぐよCold Rain
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