哀恋歌

雪のあかりに この身をゆだね
溶けてゆきます しのび宿
好きだから 夢の中
どこまでもひとすじに どこまでも
あなたに抱かれて 命の愛を
生まれてはじめて 知りました

燃えて乾いた くちびる哀し
じんとしみます 冬の酒
愛しても 他人(よそ)の人
泣いたって夜は明ける 泣いたって
貴方の背中が 遠くへ消える
名残り惜しんで 雪が舞う

今度逢う日の 約束もない
いのち縮める 恋だから
あなたには もう二度と
逢うまいと今日限り 逢うまいと
心に決めても 乱れて揺れる
哀しい女の 未練です
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