夢に唄えば

押しては返している青に揺られて
雲が船を漕ぐ夏の空には
白い馬駈ける朔のゆりかご
君の物語で眠ってしまうよ

アラームは僕たちの首根っこに輪をかけて
引っ張っては笑って怒鳴ってるよ
しつけのできない犬は
丸くなって夢を見るだけさ

Tonight
おどけて歌うのさ今は
Tonight
やり過ごすだけでいいから

欲張ってまだ足りない
そんな人生
何度か見ていると同じ話さ
熱にうだっている夏の線路は
冷めた風の吹く夜を待っている

抜け殻で建てた家の窓飾り立てて
中から君は僕に手を振って
磨かれた窓が映した
朝焼けと溶けあい微笑んだ

Tonight
転がっていくような感じで
Tonight
なるようになるだけなのさ

Tonight
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