最後の「愛してる」

自分勝手な雨に濡れながら
今夜をその日と決めたの
何も知らず訪れたあなたは
やっぱりとても優しいのね

言葉にするのが
苦手なあなたは
突然の私のわがままを
ただきつく抱きしめた

もう何も言わないで これ以上
あなたにまた恋に落ちてしまうから
もう二度と一つになれなくても
振り向けない
これが最後の「愛してる」

高まるその肌の温度で
あなたの答えが伝わってくる
でも傷つけ合うことなんて
これからはなくなるでしょう

言葉にしようと
開きかけた口を
二人唇で塞いで
ただきつく抱きしめ合う

ベッドに脱ぎ捨てたLingerie
あなたが置いていった歯ブラシ
2人の心情が映し出されて
見えていても
これが 最後の「愛してる」

誰にも見つからないように
もう少しあなたを感じたい
誰より欲しいのはあなたでも
結ばれない 運命なら

もう何も言わないで これ以上
あなたにまた恋に落ちてしまうから
もう二度と一つになれなくても
本当に
これが最後の「愛してる」
×