ラストシーン

手に負えない苛立ちとは
もう眼を合わせないことにしたよ
上の空で聞きそびれた
サイレンの音の向こうのアナウンス

隠している ポケットの中の小さな未来
笑われても その手を離さない

もう間に合わないかもしれないけど行くよ
こだわりはない 僕が僕でいる以外は

決まりの悪いラストシーン
分かりきった結末を暴く
最後の台詞 もう僕には
雑音にしか聞こえないみたい

ふるえている 冷たい風に片目を閉じた
でも見えるよ 疑ったりしない

もうすいぶんと歩いて来た足痕は
遠回りでも 僕が僕でいるということ

隠している ポケットの中の小さな未来
笑われても その手を離さない

もう間に合わないかもしれないけど行くよ
こだわりはない 僕が僕でいる以外は

もうすいぶんと歩いて来た足痕は
遠回りでも 僕が僕でいるということ

僕は僕
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