男の浮世川

寂(さみ)しさ背中に 貼りつけて
どこへ漂う さすらい舟ひとつ
いいじゃないかよ 影法師
たかが人生…
運命(さだめ)まかせに 流れてゆくさ
あゝ 酔いどれ男の 浮世川

女がきらめく ネオン街(まち)
かわいあの娘も こぼれた花なのさ
惚れていいかと 口説いたら
ぬれた目をして…
私あなたが 嫌いと笑う
あゝ 酔いどれ男の 浮世川

歌えば泣かせる はやりうた
いつか廃(すた)れた 義理人情かなし
明日(あす)はいいこと あるのやら
俺を占う…
夜空(そら)に光った あのながれ星
あゝ 酔いどれ男の 浮世川
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