酔ごころ

あきらめきれず 死ねもせず
どこかに捨てたい 心の悩み
お酒のしずくは……
私の涙よ……
あなたを忘れる すべもない

男の恋は 芝居でも
女は浮気で 惚れたりしない
憎さと いとしさ……
夜毎に 重なり……
あなたへ未練の 炎(ひ)が燃える

逢う人もない 人の世の
明日(あした)をどうして 生きればいいの
頬杖(ほおづえ) 淋しい……
人恋(ひとこえ)酒場で……
あなたの名を呼ぶ 酔ごころ
×