影踏み ~afterglow~

背の高い入道雲白く 真っ青で全て飲み込む大空
灼熱の太陽に照らされ 僕らの影は入り乱れる

僕は絶対捕まらない どんなところにでも逃げていく
全力で走り続け塀を越えてジャンプ 勝負の分かれ目は直角カーブ

可能性という言葉を信じて自分の力を高めて
僕の全てをぶつけて
泥にまみれて息を切らしてボロボロの姿で生き残る
そんときの夕日は 格別なんだ

僕らの声と蝉時雨 天高く突き抜けてゆく大空
みんなの影は逃げてゆき 鬼の僕は一人ずつ追う

もう走り出した止まらない ひとりふたりさんにん 次は誰だ
目の前には恋するあの子の影 嘘だろ 才能と恋の狭間揺れる僕

踵を返して遠くのアイツに再び狙いを定めて
あの子の影以外なら
初めて負けを味わったこの日のすがすがしい夕日も
何故だか格別だ 最高

陰口叩いて引きずり下ろして他人に時間を割くより
明日の自分信じろ
腕を磨いて勝負した心僕は影踏みを忘れない
胸張れる心晴れる きっと
焼き付いたあの夕日は 最高
それはホント格別だぜ
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