夜汽車が着いたら

貴方と私は 数えで十九
私が年上に 見られてしまう
幼なじみの この恋は
悲しい別れで 終わるのね

小雨降る駅 夜汽車を待つ間が
なぜにこうまで 乱れる心

予定時刻に 夜汽車が出るわ
二度と会えない 貴方を残して

実らぬ恋だと 知ってはいても
帰らぬ貴方だと わかっていても
せめてもうあと 二三日
貴方といっしょに いたかった

小雨降る駅 夜汽車を待つ間が
なぜにこうまで せつなくなるの

なんにも言わずに 黙っていてね
きっと私は 泣いてしまうわ
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