9月の卒業

もう夏も終りだねって
言ったきりみんな黙りこんだ
光る波に煙る水平線
瞳を細めた

青春の地図の上の
湘南は近くて遠いビーチ
明日からはちゃんと
大人になる心の用意を

変わらないでなんて無理よね
時は流れるけれど

遠く会えなくなっても
覚えていて
いつだって同じ今日を生きてるの

最後まで隠しとおした
ずっとそうあなたが好きだった
こわしたくなかった
仲間達の信じる気持ちを

冬の夜星を見上げて
みんなで小さなたき火囲んだ
春の日はとびらが弾けそうな
ワゴンで出かけた

思い出なら決して消えない
だから歩いていける

遠く会えなくなっても
忘れないで
いつだってあの日の海は青いまま

もしもさみしくなったら
思い出して
いつまでも心の海は青いから
×