ぼくたちのラストダンス

もうなにも 話すことはないと
きみの瞳が語ってる
取り返しのつかない 時が流れて
今 ぼくたちのさようなら

開け放つ窓の やわらかな風は
愛の後を やさしく撫でる
ゆらめくカーテン 窓際のベッドに
横たわるきみと やすらかな寝息

ああ 今は遠い あの日の景色
もう戻れないあの日の 愛の日々
ああ 鳥たちはすでに 歌うのをやめて
夕闇の梢で 羽を休めてる

もうなにも 話すことはないと
きみの瞳が 語ってる
取り返しのつかない 時が流れて
今 ぼくたちのさようなら

ぼくの言葉が きみを傷つけて
きみの涙が ぼくを追いつめる
愛の歯車と 時の歯車が
知らず知らずに ずれてしまった

言い争いは もうやめよう
涙を拭いて 笑ってくれないか
誰のせいでも ありはしない
ぼくらは少し 若かった

もうなにも 出来ることはないけど
きみとぼくのラストダンス 踊り明かそう
踊って踊って 踊り明かして
そして ぼくたちのさようなら

変わらないのは あの日のままの
きみが笑った ぼくのステップ
今きみはぼくの 腕の中で
あの日のように 笑ってる

もうなにも 出来ることはないけど
きみとぼくのラストダンス 踊り明かそう
踊って踊って 踊り明かして
そして ぼくたちのさようなら

まるで出会いの 時のようだね
きみとぼくのラストダンス 踊り明かそう
もっともっと激しく 踊り明かして
今 ぼくたちのさようなら
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