時を咲かせて

昨日今日明日 夢見て時は過ぎる
なだらかだった 愛も 揺れて

石だたみに風 足もとを吹き抜ける
いつしかあなた 言葉 深く しまう

このままかさねて 余韻もとどめて
ときめくほど ふたりの絆を

涼しい瞳に 描いた夢のそばで
安らぐように ふれた 心

時なら無口に 別れを刻んでいた
愛も罪だと あなた 低い 吐息

咲かせて思い出 春は遠くても
ひとしずくの涙に映して

寄り添った月日さえが まぼろしに溶けそうでも
鮮やかなまま昨日を
ほほえみで 抱きしめるつもり

このままかさねて 余韻もとどめて
ときめきほど ふたりの絆を

咲かせて思い出 春は遠くても
ひとしずくの涙に映して
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