朝靄

あなたが寝ている間に
このドアを閉め
生まれたばかりの空気と
歩き始める

残して来た誰かの寝息
思い出して思わず笑顔

あなたが寝ている間に
抜き足差し足
行ってきますと囁きながら
静かに出てきた

残してきた温もりはまだ
あなたのこと暖めてるわ

あなたが寝ている間に
あのドアを開け
あなたの温もり感じる
ベッドにまた戻りたい
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