オトナになるまで

あの日ぼくのイタズラに泣きべそかいていたきみが
今はぼくに背を向けてぎゅっとクチビルを噛んでいる

そんなきみの横顔をチラリと盗み見るけど
素直になる言い訳はなかなか見つからないな

怖いものなんてないんだと
足りなくても言えたなら

すれ違うたびぶつかる肩は今より遠くならないで
どうしていつも未完成かな 本当のことなら

あの日ぼくのイタズラに泣きべそかいていたきみは
思えばそういつだって真っ直ぐ前を見ていたな

守るものなんてなかったら
もっと強くあれるかな

わかったふりでまた繰り返す
聞き分けのない子供みたい
いつまで経っても未完成なら
それさえもぼくらしく

すれ違うたびぶつかる肩が ココに居ること教えてる
どうしたってもう未完成なら オトナになるまで
ぼくら消えるまで フタリいつまでも
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