今年最初の雪の夜

てのひらだけ そっとさしだす窓
小さな雪の粒 はじけては流れる

いろんなこと 次から次 あるよね
たよりない心を ためすような毎日

あなたと出会い あなたと笑い あなたと話し あなたと歩く
離れていても 遠くにいても 同じ明日が 見えるといいね

他愛もない 切傷ひとつで
真夜中電話した 声が聞きたかった

雲に近い街をはしる点滅(ひかり)
一人でいることが だんだん下手になる

何が欲しくて 何を捨てたの 何が見たくて 何を消したの
ほんのわずかな 隙間でいい 確かなものに さわりたくなる

たどりつくのは どんな夢だろう
たどりつくのは どんな二人だろう
最後につなぐ指先 あなたならいいのに…

寒くなるって 天気予報が 今夜の空を 映し出してる
こんど会う日は あたたかな服 探しにゆこう きっと一緒に

あなたと出会い あなたと笑い あなたと話し あなたと歩く
離れていても 遠くにいても 同じ明日が 見えるといいね
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