朝刊の片隅に

お別れしてから 三年の
朝刊の片隅に あなたの名前
なぜか右側に 黒い罫
まぶしいほどの昼さがり
庭では子供たちが走ります
思い出してはいけない人の
永遠の別れは こうして来たの

あなたとすごした 短い日
どうして あのままで消えたのですか
うらみ 今日限り忘れます
しあわせいつも逃げ腰で
日射しの明るささえもつらすぎる
今日という日をあなたのために
黒いスーツを 心に着ます

まぶしいほどの昼さがり
庭では子供たちが走ります
思い出してはいけない人の
永遠の別れは こうして来たの
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