Tales of Promise~天国に寄せるポエトリー~

ねえ いくつ春を覚えた 眠れない夜があった
ああ 低い空は 初めて 出逢った日の冷たさ
こんな 二人はまるで 儚い ロミオとジュリエット?
君が 首をかしげた 僕は 冗談だって抱き寄せた
面影を畳んだ 去り際に届くメロディー いつも思い出すのは
君の笑い顔だけ 約束を果たした 花びらが唄うラプソディー
また冬が来たら ここで会おう 白い桜の下で
会いたいと願う想いが 起こした奇跡があると
語られる側の二人は 知ることはないけれど
いっそ この身体ごと 溶けて ひとつになれたら
君が 教えてくれた 僕を 失う恐さ、幸せを
淡い陽を揺らして ゆく人を送るエレジー
「いつかその時が来たら 二人離れ離れ」と
ぬくもりを残した 雪解けを看取るララバイ
恋の約束を ここで待とう 「きっとまた」を信じて
いくつもの出逢いと 恋人たちのポエトリー
ずっとずっと変わらずに 巡る春夏秋冬
約束はこれだけ 両手いっぱいのアイラブユー
僕ら何度でも ここで会おう 白い桜の下で
×