伊太郎旅唄

筑波山さへ男体女体
伊太郎かなしや一本どっこ
利根の河原じゃすゝきも泣いた
ふいとやくざに
ふいとやくざにヨー 誰がした

すすき葉末に光るは露か
やさしい潮来のあのお月さん
逢わず三年 こらえて利根も
じっと流れる
じっと流れるヨー 七十里

斬られ切傷 おいらはいいが
荒れてはくれるな故郷の土よ
きかぬ気性といっても女
雨はつらかろ
雨はつらかろヨー 花あやめ
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