山鳩

高く積み上げた心のレンガに 小さくてもいいから窓を作ってほしい
毎日僕が教えてあげるよ どんなに空が広くて美しいかを

森の中に迷い込んだ一羽の鳥だね
宿り木のない旅は 君を強くさせるかい

何のために生きていくのなんて言わないでほしい
冷たかった君の手の平を強く握りしめていた

大きな雲が光を阻んで 冷たい雨を降らす日もあるだろう
それでも人が前を向くのは その上の光を知っているからだろう

例えどんな深い闇が待ち受けていても
ずっと変わらず笑顔で超えていけるのなら

何も知らずに生きていけたら 傷つくこともないけど
優しさに触れてしまったなら もう過去には戻れない

枯れるほどの声で 悲しみも歌にしよう

何のために生きていくのなんて言わないでほしい
冷たかった君の手の平を強く握りしめていた

何も知らずに生きていけたら 傷つくこともないけど
優しさに触れてしまったなら もう過去には戻れない

何のために生きていくのなんて言わないでほしい
冷たかった君の手の平が強く握り返していた
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