ざくろ

細く長い小道に そそぐ光の粒

たわわに熟れた柘榴 風に揺れて

夢見た今が ここにはもう無くて
探していた 情熱を
誰も知らない自分に戻れるのなら
ねぇ どの場所を行くの

いつしか大人になって忘れていた

甘酸っぱい紅い種の 無邪気さを

夢の眩しさ あの夏へと続く
焼けた頬で笑ってた
強くなれずに 迷いの数だけ泣いた
ねぇ 優しくなれたかな

夢見た今が ここにはもう無くても
気づいてたの 本当は
何度巡っても 同じ場所を選ぶでしょう
ここに還るでしょう
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