新幹線で逢った人

新幹線で 知り合った
ただそれだけの あのひとなのに
道頓堀の 灯のように
なぜか燃えます 私の胸が

姿を声を 忘れても
やさしいあの月 哀しくうかぶ
琵琶湖の花や 富士の雲
ふたり並んで もいちど見たい

東京駅の 別れぎわ
ふと指切りを 交わしたひとよ
お手紙きっと 待ってます
淡い短かい ご縁だけれど
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