彼が初恋

もう恋とも言えない
想い出だけど
あの面影しのべば
涙が出るの
愛の言葉も 言いはしない
聞きもしない ふたりよ
小雨にぬれてた あのとき
いとおしい ふるさと

「あなたと別れて のばし始めた髪も
もう背中まで届きました」

待ちあわせて ふたりで
ただ歩くのよ
目をとじると ゆれてる
あじさいの色
指をからめて 話つきぬ
夢のような ふたりよ
今でもせつない あのひと
いとおしい ふるさと

今でもせつない あのひと
いとおしい ふるさと
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