想い出がいっぱい

初めてのルージュをひいた その夜は
いつまでもベッドで 眠りつけなかった
いつの日か自分が 大人になること
それは遠い星の話のように思えた

パンプスの色ひとつで 気持ちさえも変わる
幼かったあの頃は 知らなかった もうひとりの私

菜の花 摘んだ あの日のように
振り返れば ホラ 想い出がいっぱい

恋におちることに 怯えた時には
“しっかりしなよ”って そっと言ってみるよ
いつまでも自分が 子供のままだと
思い込んでるのは 自分かもしれないね

街路樹が芽吹く頃は この都市(まち)も輝く
コーヒーを待つ間の 何にもない あてのなさが好き

大人になるって 素敵なこと
振り返れば ホラ 想い出がいっぱい

大人になるって 素敵なこと
菜の花 摘んだ 少女のままで
振り返れば ホラ 想い出がいっぱい
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