落日

うらぶれこの身に 吹く風悲し
金もなくした 恋もなくした
明日の行方が わからないから
ままよ死のうと 思ったまでよ

生まれた時から この世のつらさ
知っているよで なにも知らずに
落ちてはじめて 痛さを知って
恋にすがって また傷ついた

それでもこの身を つつんでくれる
赤い夕陽に 胸をあたため
どうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて
生きて見せると 自分に云った
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