北の一番船

アザラシ乗せた 流氷とけて
知床岬は 春霞
やるときゃ やるんだ はんぱじゃないぜ
沖の漁場へ 一番船を
競う男の 勇み肌

毛がにで稼いで ほっけで当てて
オホーツク漁師は 果報者
やるときゃ やるんだ みぞれを浴びて
昔おやじを 育てた海で
今日も兄貴と 網を刺す

羅臼の山に 夕陽(ひ)の沈むころ
かわいいあの娘も お待ちかね
やるときゃ やるんだ 口下手だけど
君の心に 一番錨
どんと決めたい 俺なのさ
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